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1993年11/30(火)-12/22(水)「夏原晃子展 Acrylic Illusion'93 」
 ■アクリル樹脂による立体。インスタレーション。

展覧会DMより
量から質へのTWとTE
 夏原さんが作品を作る過程は、極めて身体的だ。ひとつひとつの側面を合わせながら、一瞬にして組み合わせる判断をする作業は直感と身体によって作り出されてゆく。
 R.BARTHESはCY.TWOMBLYについて「それらしく見えるものを絶えずはぐらかすことである。」と述べているが、これは夏原さんの持っているはぐらかしのコードとよく似ている。はぐらかす行為 は私たちじしんの脳をだまして視覚の撹乱を生む。その中にこそ、多分事実が含まれるのだ。
―――室井絵里(美術評論家)