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1993年10/4(月)-10/22(金)「高見晴惠展」
 ■インスタレーション

展覧会DMより
空間的指向が強い作品である。赤白黄緑紫の五色の細布片は床面を埋め尽くす様は、褐色の大地、或いは都市のアスファルトといった、いわば人間生活の舞台といえる地表面を、その常識的脈絡から剥奪、隠蔽、特異化し、妖しい祝祭的場へと変える手法のようにも思われる。
高見の五色の柔らかい地表面の実験は、建築家ミケーレ・デ・ルッキ*の吹き抜け空間の中でどのような場を生み出すのであろうか。
―――長坂 大(建築家・京都工芸繊維大学造形工学科助手)
*移転前の空間です。