1995年5/19(金)-6/11(日)
第2回「金子正二展」
■平面
展覧会DMより
「手で描くよりももっと均質で清美な曲線が得られないものか」―金子正二の実験は、この問い掛けから始まった。釣り糸をたわめてできる曲線の美しさ。彼の『テグス・ドローイング』はこうして生まれた。手法の新奇さだけに溺れまいとする彼の『絵画』への意志は強い。あくまでも『絵画』としての『質』を追求しようとする姿勢に声援を送りたい。
―――川田都樹子(美術評論家)